GM号の朝は、怒号と罵声と破壊工作から始まる。 「だあああっ!!!てめぇは毎度毎度いい加減にしやがれっ!!!」 「いいじゃねぇか、減るモンじゃあるまいし!」 「てめぇに関しちゃ減るんだよっ!!」 「んだとおっ!」 その声と轟音を目覚まし代わりに起きるのは、毎度の事。 それこそココヤシ村を出てからこっち、ず〜っと続いているのでクルーももう慣れっこだ。 慣れっこなのだが……。 ここ1ヶ月前から、その内容が違ってきていて、戸惑いと気恥ずかしさが船内に充満している。 それと言うのも、全てはサンジの態度からきているのだ。 「朝のキスくらい常識だろうが!」 「どこをどう考えたら、そうなんだよっ?!!オレとてめぇは家族でも恋人同士でもねぇだろが!!」 「家族……恋人……うわぁ、ゾロ。オレとそうなりてぇの?」 「だああああっ!!!誰がんな事言ったよっ?!!!」 そう、サンジが事ある毎にゾロへの愛を口にするからだ。 *** そもそも、この2人。 ナミの故郷ココヤシ村でアーロン一味を倒した後、一緒に船出しようと船に乗り込んだときから言い争いが始まっている。 女好きで恋の探求者と豪語して憚らないサンジに対して、剣の道一筋で恋なんぞに全く興味の無いゾロ。 ひがな一日クルーの為に右に左に走り回るサンジに対して、己の鍛錬と昼寝に勤しむゾロ。 話し始めれば会話が途切れることなく相手を楽しませるサンジに対して、ヘタしたら一日中誰とも話さないゾロ。 どこをとっても男で19歳であることを除けば、共通点を見出す事など皆無の2人なのだ。 口を開けば喧嘩ばかり。 普段話さないゾロが、サンジの言葉には敏感に反応してからかうのはとにかくその態度に腹が立つからだ。 一々からかわれた位で笑って流すサンジが、ゾロの言葉には敏感に反応して応戦するのはその態度にムカつくからだ。 そうクルー達の間では評されていたのだが。 それが、彼是1ヶ月前の事だ。 珍しくゾロが起こされずに朝食の席に着いたとき、サンジがクルー全員の前で宣言したのだ。 「オレ、よくよく考えたんだけど、やっぱゾロに惚れてるわ。これから口説きに掛かるから皆宜しく頼むぜ。」 それこそ、明日の朝ご飯はパンにするねみたいな軽いノリで。 ふ〜んと聞き流そうとしたクルーがガチッと固まる。 勿論船長はそのまま食事を続行していたが。 「え?サンジくん、今何て?」 「ナミさん、言葉通りですよ。オレ、ゾロが好きなんです。」 「………で、口説くってのはどういう事だよ?」 「お?口説いた事ねぇの、ウソップ?口説くってのは愛を囁く事だろーが。」 「番いになりたいの、サンジ?」 「旨いこと言うなぁ、チョッパー。ま、そういう事だ。」 「でも、剣士さんは男でしょ?」 「男も女も関係ないよ、ロビンちゃん。オレ、ゾロに惚れちゃったからさ。」 サンジと他のクルーの会話を耳にしている筈のゾロは、途中からルフィと一緒に食事を始め、ささっと食べ終わると席を立った。 それを興味深そうに見つめるクルーとサンジ。 そちらをチラッと一瞥して、ゾロはラウンジの扉を開ける。 「というわけで宜しくな、ゾロ。」 「…………てめぇの嫌がらせはホントに頭くんな。くだらねぇ事言ってんじゃねぇよ。」 いつもの仏頂面のまま、ラウンジを出て行くゾロを見送り、サンジがククッと笑って言った。 「覚悟しとけ、クソ剣豪。」 それからのサンジの行動は、そりゃあ凄いものがあった。 まず寝ているゾロを起こす手段が、今までの踵落しからキスに変わった。 顔を合わせば、好きだ愛してるてめぇだけだと愛の言葉をこれでもかと口に乗せる。 暇さえあればゾロの元へ赴いて、その姿を笑顔で眺めている。 それに対して、ゾロは一貫してぎゃーぎゃーと文句を返す。 以前、サンジと喧嘩をしていた時のように。 寝起きだろうが、鍛錬中だろうが、食事中だろうがお構い無しに。 3本の刀を抜刀し、手加減無しにサンジに斬り掛かる。 それをさも楽しそうに受けるサンジを見て、クルーははぁと溜息を零す。 だって、どう見ても子供の喧嘩。 好きな子にちょっかいかけて嫌われちゃったから、やっぱり好きだと言った途端そんなんいらねぇと返され。 それでも全然怯む事無いサンジにゾロなんか本気で相手しちゃって。 ゾロもまだまだ子供だなぁ、と。 あんな子供っぽいとこがサンジの好みなのかなぁ、と。 それを忠告してやろうにも、サンジの名前を聞くだけで拒否反応を示すゾロに誰も何もいう事は出来ず。 日々はそりゃあ矢のように過ぎていったのだった。 「なぁ、もうオレが告って2ヶ月だろ。いい加減靡いてもいいんじゃねぇの?」 「靡くかっ!!!てめぇこそいい加減諦めたらどうなんだ?!!」 「………そう簡単に諦められたんなら、苦労しねぇんじゃねぇ?」 昼下がりの2人以外誰もいないラウンジ。 珍しくサンジがゾロを起こしに行かなかった為、出遅れて遅めの昼食を摂り終えたゾロにサンジが声を掛けて。 ゾロが返した言葉にちょっと寂しそうにサンジが笑ったからか、ゾロの顔が曇る。 この剣豪、結構ズバズバモノをいう割には、相手の気というものに敏感である。 そうならサンジの気持ちがそうかどうか分かりそうなものだが、そこは解りたくないのか何か他の要因があるのか、全てに |
おいて否定しているのだが。 「オレにどうしろっつんだ、てめぇは?」 「ん?ちったぁ、可哀相なサンジくんに同情してくれんの?」 「可哀相なのはオレだろうが。」 ムッとしながらもゾロがサンジに視線を向ける。 「どうしろっつんだ、てめぇは。」 同じ質問を今度は少しトーンを落として、優しく尋ねてくれて。 サンジがふっと今度は嬉しそうに笑う。 「てめぇはそういうとこ優しいよな。」 「あ?」 「嫌いな相手に告られてよ、毎回毎回律儀に相手してくれんじゃねぇか。」 「………無視して欲しいのかよ。」 「んな事言ってねぇだろが。そういう優しいとこ好きなんだよな。」 「………で、どうすんだよ?」 「ん?何かしてくれんの?じゃあさ、CHUってしてくれよ、ここにv」 サンジがふざけて唇を人差し指で指差す。 ガタッと席を立つゾロに、また怒らせちゃったかなとサンジが俯いて。 どかっとテーブルに膝を乗り上げる音がして、サンジが吃驚して顔を上げた途端にネクタイを引っ張り上げられて。 目を見開くサンジの唇がゾロのそれで塞がれた。 1秒、2秒、3秒………10秒。 押し付けられる唇を現実のものと理解する前に、舌が割り込んで入ってきて。 11秒、12秒、13秒……20秒………30秒。 気付けばサンジの口内は隈なく嘗め回され、知らない内に細腰に手を廻されてて。 薄く目を見開いて、目の前で閉じられた瞼をじっと見ていた。 それがふわっと開かれて、ニヤッとそれは勝負に勝ったかのような笑みを浮かべて。 唐突にそれは終わった。 はぁはぁと息を吐くサンジに、ゾロが苦々しげにちっと舌打ちする。 「こんでいいのか?」 「………いいって……ゾロ?!」 そのまま出て行こうとするゾロを辛うじて止める事に成功はしたが。 振り返ったゾロは、それはそれは悔しそうな顔をしていて。 やっぱまずかったかなぁと苦笑するサンジの心臓をぶち抜くような捨て台詞を残していったのだ。 「次の島で一緒に宿取るぞ。そん時はっきりさせようぜ。」 それから何日か後。 まだお日様が空に顔を出して、2時間も経っていない頃。 とある島に朝一番で着いて、ナミが止めるのも聞かずその脚で宿を探して。 男2人連れ、しかも片や今から殺しでもし兼ねないような物騒な顔付きなもんだから、宿主が震って鍵を寄越してきたのが |
ついさっきだ。 でもって今、10畳ほどの狭い部屋、ツインベッドにそれぞれ腰掛けて、相手の動向を覗っているワケだ。 サンジはそれこそ嬉しそうにニコニコ笑いながら。 ゾロはそんなサンジの動向を一瞬たりとも見逃すもんかと睨み付けながら。 「で、何をはっきりさせたいワケ?未来の大剣豪さんよ。」 胸ポケットからタバコを取り出し、口に咥えて手馴れた手付きで火を点けるサンジが口を開く。 焦ってる訳でもなく落ち着き払った様子に、ゾロの眉間にくっきりと皺が寄る。 「遊んでんのか、オレで。」 「何で?」 「てめぇがオレを好きな訳ねーだろ。」 「???それこそ、何で?」 「てめぇ程の女好き、オレは今まで見たことねぇ。かといって男が大嫌いかっつやぁそうでもねぇんだろ?口は悪いがクルーにゃ |
優しいし。」 「へぇ、そんな風に見てくれてんの、嬉しいねぇ。」 「茶化すなっ!!!そんなてめぇがオレにだけは態度が違ぇだろーが!そんなに面白ぇかよ、オレはっ!!」 ゾロがバンとヘッドボードを叩いてサンジを睨む。 それを平然と受け止めて、サンジは点けたばかりのタバコを灰皿に押し付ける。 「じゃあ、どうしたら信じてくれるワケよ?」 「茶化さねぇで真剣に口説いてみろ。したらちゃんと最後まで聞いてやる。」 「で、その後どうしてくれんだ?」 「その後はその時次第……てめぇの口1つに掛かってんだ。できねぇことねぇんだろ?恋の探求者さんよ。」 「……いいだろう。そん時んなって腰抜かすなよ。」 サンジが自分の座っていたベッドから立ち上がり、ゾロの横へ座る。 ピッタリ真横に座るのではなく、人1人分空けて。 そして、膝の上に肘を置いて、組んだ両掌に額を押し当て、俯き加減で話しはじめた。 「てめぇが初めてバラティエ来た時、結構衝撃的だった。イーストブルーの一匹狼、海賊狩りのロロノア・ゾロっていやぁ、情け |
容赦なく賞金首を殺る野獣だって、そりゃあ有名だったぜ。それがよぉ、オレとタメの19歳の男でよ。しかもとびっきりのバカと
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来た。筋肉バカで約束バカで夢以外は目もくれないバカで。でもそんなバカによ、ちょっとでも構って欲しいななんて思っちまった
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んだよ。んで喧嘩吹っ掛けてたんだけど、どうも構ってもらうだけじゃ足らなくなってきちまって。てめぇ相手にエロい事考えちまっ
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たりしてよ。またそれがヤバイくらいに満更でもねぇんだ、これが。オレ的に、黙ってるのも性に合わねぇしな。かといって、やっぱ
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マジで告ってバッサリ振られた時にゃ、凹むじゃねぇか。船降りるわけにもいかねぇし。それにてめぇは優しいからよ。オレが
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マジで告ったら、てめぇが船降りちまいそうだったし。……ま、でもこれでおしまいか?仕方無ぇからオレがここで―――」 船降りるわと言おうと思った目に映るゾロのブーツ。 いつの間に立ったんだと見上げると、すぐ目の前にゾロの顔があって。 ポカンと開けられたサンジの唇にゾロのそれが触れた。 吃驚して、目を見開いて。 ああそうか、別れのキスか。 コイツぁ最後まで優しくて涙が出ちまうなぁ。 なんてサンジが考えていたら。 触れるだけのキスが離れて、へヘッとにやけるサンジにゾロが言ったのだ。 「じゃ、遠慮しねぇでいいんだな?」 「は?」 「マジでオレに惚れてんだな?」 「お、おう。つーか、遠慮って何だよ?」 「てめぇ相手にエロい事していいってことなんだろ?」 「は?」 サンジにはゾロの言っている事が正直全く理解できなかった。 というか、理解する前に頭が拒否反応を示す。 自分のいい方に話が転がり過ぎてやしないか? もしかして自分の中で話が勝手に進んでいないか? 呆然とするサンジだったが、肩を押されて押し倒されてゾロが圧し掛かってきてハッと我に返る。 「じゃあ、じゃあ今までのあのそっけなさは何だったんだ?!」 「あんなふざけた告白信じる方がアホだろ!ナミやロビン相手の媚とどこが違うってんだよ。」 「てめぇ相手に何でオレが媚なきゃなんねぇ!それこそおかしいだろが、よく考えやがれ!このスッカラカンマリモ!!」 「スッカラカンはてめぇだろ!あんなん嫌がらせにしか聞こえねぇっての。もうちっと考えろ、ノータリンコック!!」 嫌がらせって、それこそ可笑しいだろうと。 今までの自分の態度は何だったんだろうと。 サンジはそれこそ頭を抱えたい気分だったが。 気付けば、その両手は頭上でゾロの右手で拘束されていて。 序にシャツのボタンを外そうとするゾロの左手に視線を巡らせて。 自分の現状を把握して、げっと声を上げる。 「お、おい!オレが下かよっ?!」 「当然だろうが。」 「いやいやいや、待て待てって!オレが先に惚れて告ったんだからてめぇが下になるのが妥当だろ!」 「先とか後とか関係無ぇ!要は向き不向きだろ!」 「オレにネコが向いてるっつーのか、てめぇはっ!バカにすんのも大概にしやがれ!」 「じゃあ聞くが、てめぇはオレにどうなって欲しいんだ?」 「へ?………どうって?」 「オレにどういう反応して欲しいのかって聞いてんだよ。てめぇの下でアンアン言って欲しいのか?」 「…………………。」 ゾロの言う意味がわかって絶句する。 そんなの考えた事も無かった。 ただ好きで。 ただキスしたくて。 ただその体に触れたくて。 …………ただ抱き合いたくて。 その時のゾロが気持ちよさそうにしてくれれば、それで…………。 そう告げたら、ゾロがニヤッと笑って。 「なら問題無ぇな。」 そう言って押し倒そうとするから、その肩を必死で押し戻して。 半泣きになりながらも、なんとか声を絞り出す。 「どこがどう問題無ぇんだよっ!んじゃ、てめぇはオレにどうなって欲しいっつんだ?!!」 サンジの台詞にゾロがしてやったりと言いた気にニヤッと笑う。 笑ってサンジの耳元で吐息交じりに囁いた。 「アンアン言わせてぇ。」 「?!!!」 |
びっくりして右側に居るゾロを見れば、自分に見合った敵を前にしたかのような当に魔獣と呼ばれるにふさわしい本気モードの
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顔で。 |
「てめぇが涎垂らして堪えきれねぇように腰振ってよ。散々よがらせてから、声もたえだえに欲しいって強請るまで焦らせてよ。
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我忘れて声上げるてめぇに突っ込んで、背中にひっかき傷つけさせる位しがみつかせてぇな。」 「//////////////!!!」 よくもまあ恥ずかしげもなくこれだけ並べ立てられるなと感心する。 と同時に、背中がゾクゾクするのを止められない。 次いで、下腹に血流がえらい勢いで集中する。 言われた言葉を反芻して、今までに味わった事のない優越感に頭がクラクラする。 「そんなに欲しいかよ、オレの躯が。」 「躯だけじゃねぇぞ。てめぇ丸ごとだ。全部オレに寄越しやがれ!」 嗜虐欲と征服欲の陰に見え隠れする焦燥と情愛をひしひしと感じて、サンジの胸に言葉に表せない程の興奮と満足感が沸き |
上がる。 手に負えない獣だと思って、恋を覚え立ての子供のようにちょっかい出すだけでいいや、と思ってたのに。 それに対して逐一律儀に応戦してくれる、子供じみた対応で自分の気持ちを誤魔化そう、と思ってたのに。 「バカだな、てめぇ。」 「何?!!」 こうして、相手してくれるだけでよかったのに。 怒るゾロの首に腕を回して引き寄せて。 先程ゾロにされたように、耳元に唇を軽く当てて囁いた。 「仕方無ぇ。突っ込ませてやるよ。」 「……………マジでか?」 自分で言っておきながら、ぎょっとした顔で見てくるゾロに笑んでみせる。 脚に当たるヤツのブツが硬いのを感じて安堵しながら。 「ただてめぇのご要望に添えられるかどうかは、てめぇのテク次第だ。痛かったら、速攻蹴り食らわしてやる。」 「……………上等。」 ぎゅうっと抱き締められる事に違和感はあるが、それ以上に躯中を満たす充足感に打ち震える。 噛みつくような乱暴なキスを受け入れられるのも、相手がゾロだからだろうか。 そんな事を考えつつ、首筋に歯形でも付けようとするかのように歯を立てるゾロの緑の頭をわしわしと撫で付けて、サンジは |
愉しそうに笑ったのだった。 *** GM号の朝は、怒号と罵声と破壊工作から始まる。 「だあああっ!!!てめぇは毎度毎度いい加減にしやがれっ!!!」 「いいじゃねぇか、減るモンじゃあるまいし!」 「てめぇに関しちゃ減るんだよっ!!」 「んだとおっ!」 男部屋から格納庫に場所が移ったとはいえ、その騒がしさは相変わらずで。 その声と轟音を目覚まし代わりに起きるのは、毎度の事。 それこそココヤシ村を出てからこっち、ず〜っと続いているのでクルーももう慣れっこだ。 慣れっこなのだが……。 この間の島を出てから、更にその内容が違ってきていて、こっ恥ずかしさと呆れムードが船内に充満している。 それと言うのも、全てはゾロとサンジの態度からきているのだ。 「朝のキスくらい常識だろうが!」 「てめぇはキスだけで終わんねぇから洒落になんねぇって言って……ん、うぅ……。」 「こんなんしといて何言ってんだ?オレのテク次第っつったのはてめぇだろ?朝だろうが昼だろうが容赦しねぇぞ。」 「だああああっ!!!誰がいつでも盛れっつったよっ?!!!」 そう、ゾロとサンジの会話がエロ臭い痴話喧嘩になったからだ。 まぁ、今までの不毛な会話よりは幾分マシになったかなぁ。 ゾロもサンジも大人なんだか子供なんだかよくわからないよなぁ。 そんなんだからお互いがいいのかなぁ。 それを聞こうにも、双方に豪い勢いで惚気られそうだから誰も口にはせず。 日々はそりゃあ溜息と暑っ苦しいホモのイチャイチャの中過ぎていくのであった。 END |
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明るくゾロに迫るサンジv
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あと、ゾロのこっ恥ずかしいエロ台詞vv
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