『誰も寝てはならぬ@A』  サライネス 著  ...2005.02.20


不思議なテンポである。

結構ハンサムなバツイチ〜サン大阪男二人が東京でデザイン事務所を

営みそこそこに実力もあり、仕事も認められている。

そんな二人に個性的(変な)な男女絡む日々の生活を淡々と描いている漫画である。

エッセイのようで、登場人物が実在するようなリアル感がある。

 

正直いうと、私の憧れの人生である。ハルキちゃんの性格と仕事の実力。

デザイン(仕事)の能力がありながら、そのお気楽な性格でボケた毎日。

ぶっちゃけ、バツイチ、子供なしという生活も羨ましい。

 

サライネスという作者自身の画力も有るのか無いのかも良く判らん。絵に厚みが無い。

トーンを使わず線の強弱が無いからイラストっぽい。元々がカットを生業としている人なのか?

だのに惹かれる芸風。作者は女性だが詳細は謎。ネットで調べても判らず。

 

最後にこのわけの判らない漫画のタイトルは

イタリアオペラの巨匠、G.プッチーニ最後の作品オペラ『トゥーランドット』の中で

唄われる歌のタイトルと同じ。

だけど、この漫画に関係あるかといえば、無い。(と思う)

奥が深いのか、計算しつくしているのか???掴み所がなく私のツボである。




講談社