高嶺下の森クラブ活動理念
2005年7月2日

私たちは、自然と人に対する対話を大切にし、いきとしいけるものの理性を持った一種である人として、自然とともにある満ち足りた心を持ちたいと願い、この活動理念を掲げる。

1.目的
 森の恵みと生態を知り、森に支えられて人が永続的に暮らすことのできる生活様式(文化)を探求し、実践し、伝承すること。

2.活動内容
A)人が手を入れれば、必要とする恵みを持続的に与えてくれる森林の形態を、実践しながら学ぶ。具体的学習内容(例)は、以下のとおり。
  @高嶺下地区の植物の生態。(探してみよう!有用植物)
  A高嶺下地区の森林と動物の関係。(通ってみよう!獣道)
  B高嶺下地区の森林内栽培。(やってみよう!きのこ菌うち)
  C高嶺下地区に適正な混交林の樹種と密度。(やってみよう!間伐、植樹、下草刈り)
  D高嶺下地区の森林事業採算性。(調べてみよう!山林地価、税金、採取加工物価格)
  Eレポート(高嶺下地区における森林管理の21世紀モデル)
B)大地と空の恵みを家族的労働によって生活資源とする文化を、実践しながら学ぶ。具体的な実践内容(例)は、以下のとおり。
  @高嶺下地区の有用植物の利用。(作ってみよう!テーブルウエア)
  A鎮守の森。(調べてみよう!潜在自然植生)
  B金銭労働と自給労働。(聴いてみよう!地元の方に)
  C命をいただく。(さばいてみよう!合鴨)
  D摂取限界と育成保全。(採ってみよう!山菜)
  E農と自然。(建ててみよう!水車小屋)
  Fエネルギー。(作ってみよう!水路)
  Gレポート(里山住民の生活スタイルの21世紀モデル)
C)実体験で学んだ知識・文化を都市住民と共有する。具体的手段は以下のとおり。
  @ホームページ
  A教育支援・書籍紹介
  B政策提案・意見書
  C書籍出版

3・活動場所
 構想のための学習フィールドを積極的に外部に求めながら、高嶺下の洞を実践の場とする。
 Think global,Act local.

4.イベントプロジェクト
A)混交林生態系学習キャンプ。
B)コミューン施設建設

5.参加制限・大会制限
 特になし。
 ただし、活動への不参加が4回以上継続した場合、その後の活動連絡はしない。

6.矢森協への加盟
 矢森協に加盟することにより、森の健康診断などの広域活動を可能にする。

7.長期スケジュールとマイルストーン
A)第一段階は実践学習。
B)第二段階は学識者との復習議論を重ねながら理想混交林づくり。
C)第三段階はレポート編集。
D)第四段階はPR
E)第五段階はコミューン完成

8.幹事会代表と連絡事務所
 幹事の選出は立候補によるものとし、定員の定めはない。
 連絡事務所は代表幹事宅とする。
 幹事会は原則として活動日に実施する。
 幹事会は活動提案書に基づいて具体的活動内容を策定する。
A)会費:500円
B)保険:原則として会員は自己責任で活動に参加するものとする。危険作業を伴う活動には農協のボランティア保険に一括加入する。
C)経理:年1回年度会計を会員に報告する。